=== 志茂のお地蔵様 ===

数多い石佛の中で私達の一番したしみをもち、また身近に思うのはお地蔵様です。
お地蔵様は六道（地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道）で輪廻転生
（生物が死んで、また生まれる過程を永久に繰り返すこと）
する衆生を能化救済するということから広く庶民から信仰されています。

【橋戸の子育地蔵尊】

橋戸の子育て地蔵尊は志茂銀座商店会が管理しています。

現在、志茂は江戸時代は下村でした。
これは、岩渕本宿の川下の村の意味と言われています。
また、ここは小字志茂に当たりますが、現在の志茂の文字はこの小字の文字をとったものです。

土地の人々はここを橋戸と呼んでおり、子育地蔵尊は向かって右から二番目のものをいう場合と、
この四体全部をさす場合とがあります。

志茂銀座商店会の道は旧奥州街道で由緒ある道で、土地の人々は子育地蔵尊を守り今日に伝えています。

所在地：東京都北区志茂4-43近辺

　　

【庚申堂】

庚申の夜は、身中にある三尸虫（さんしちゅう）がその人の睡眠中に身を離れて、
帝天に本人の罪過を報告すると信じられその夜は眠らず、三尸虫に逃げだす機会を
与えないようにするという庚申待という信仰から、昔はこの庚申堂に集まり
お念仏を唱えて一夜を明かしたと言われています。
庚申様は悪獣、病魔、風雷等の難を除くといわれるが、この庚申様は昔から
線香の灰を「いぼ」につけると「いぼ」が落ちると云う信仰があり、遠くからもお詣りが多くあります。

所在地：東京都北区志茂4-29近辺

【六地蔵】

西蓮寺の地蔵尊もお詣が多く「よだれかけ」が次々とかけられて、地蔵信仰の厚いことが伺えます。

所在地：東京都北区志茂4-30　西蓮寺両脇

　

【その他の地蔵尊】

所在地：東京都北区志茂３-１７近辺

　

所在地：東京都北区志茂1-28　園照寺脇　　　　　　　　　所在地：東京都北区志茂５-３０近辺　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このお地蔵様は新志茂橋の近くにあります。
　　　　　　